トレインキルン 2023.3.17
2023年3月17日~19日
曇り→雨→晴れ 最高気温 13℃ 最低気温 -2℃
トレインキルン(陶芸の森)
焼成時間:45時間
薪数:95束(松85・雑木10)
今回は前回(2022年8月)の焼きで融け切らなかったトルコブルーのリベンジです。
トレインキルンの昇温の仕組みをより実践的に知ることを目標としました。
前回は焼成時間が27時間と短いこともあり後ろの温度が900℃台までしか上がりませんでした。窯詰めでも詰めすぎて火がまわっていなかったため、釉薬が融け切らなかったようです。
そこで今回は前回の倍の時間を掛け、48時間焼成することにしました。
温度はあまり気にせず時間を優先して焼成したのですが、結果は、想定していたよりも灰がよく掛かり、上下で酸化・還元の違いがよく出て、オキの近くはよく灰が融けてくれました。
横穴から薪をさしたすぐ近くに入れていたもの。
黒くなっているところは燃えた薪から出た灰や鉄分が混ざり合っています。
反対側は酸素が十分にあり青く発色しました。
まだ融け切ってない灰がザラザラとくっついているので
もっと温度を上げて融かしたら面白そうです。
まだ勝手が分からず薪で押してしまったため、くっついてしまいました。
これはこれで…?
次回のトレインキルンでは、釉薬だけではなく土そのものを融かすことを目指したいと思っています。また、コスト面を考慮し薪は松だけでなく雑木をメインにする予定です。
ほなまた!
2023.4.20 高橋燎
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